リスキリング向けAI講座おすすめ8選|法人向けに形式・料金・対象を比較【2026年】
「社員にAIのリスキリングをさせたいが、講座が多すぎて選べない」「専任の教育担当がいない」「全員を同じ時間に集められない」。従業員10〜30名の会社では、こうした事情で検討が止まりがちです。
この記事では、公式ページで内容を確認できた法人向けのAIリスキリング講座8つを、形式・料金の目安・向いている会社で比較します。
あわせて、全員向けと推進役向けの組み合わせ方、15名の会社を想定した費用の計算例、助成金を使う前の確認事項、最初の3ヶ月の進め方まで整理しました。読み終えたら、自社に合う候補を2〜3個に絞れる状態を目指します。
全社員がAI人材に。
- 動画1,000本超。基礎から営業・SNS・事務の実務活用まで
- 1アカウントで社員何人でも。24時間365日見放題
- 契約前に無料デモで実際の講義を確認できます
目次
- リスキリング向けAI講座おすすめ8選の比較表(2026年10月時点)
- リスキリング向けAI講座を選ぶ3つのポイント
- リスキリング向けAI講座おすすめ8選
- 実践型AI講座Biz|定額で社員全員が動画で学べる
- 法人向け生成AIリスキリング研修(トライフォース)|3ヶ月の伴走で定着を図る
- AIリスキリング研修(KIZASHI)|生成AIパスポート準拠のeラーニング
- AIリスキリング研修(ProsWork)|助成金申請まで伴走する3ステップ型
- 生成AIビジネス活用研修サービス(TISI)|2〜4時間の講座・体験会・ワークショップ
- AIビジネスプランナー養成講座(ブレインパッド)|AI企画を担うリーダー育成
- eラーニング研修(生成AI実践スキル習得講座/ミライフ)|12時間でGPTs構築まで
- 【助成金活用】リスキリング支援プログラム(チェンジ)|初学者向けのアウトプット型eラーニング
- 形式ごとの違い|eラーニング・ライブ・短時間ワークショップ・公開講座
- 10〜30名の会社がリスキリングで失敗しないポイント
- リスキリングAI講座に関するよくある質問
- まとめ|「全員向け」と「推進役向け」を分けて選ぶ
リスキリング向けAI講座おすすめ8選の比較表(2026年10月時点)
結論から言うと、AIのリスキリング講座は「社員全員の底上げ」と「推進役(AI活用を社内で引っ張る人)の育成」で選ぶものが変わります。全員向けは定額の動画講座やeラーニング、推進役向けは企画や伴走まで含む講座が候補になります。
リスキリングとは、仕事で新しく必要になるスキルを身につけ直すことです。下の表は、各社の公式ページで確認できた内容だけで作っています。
| サービス名 | 形式 | 料金の目安(2026年10月時点) | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| 実践型AI講座Biz(株式会社Essence) | 動画講座(1,000本超・スマホ可) | 月額19,800円(税抜)。1アカウントで人数無制限(同時視聴はアカウント追加) | 時間を合わせずに全員の底上げを進めたい会社 |
| 法人向け生成AIリスキリング研修(株式会社トライフォース) | eラーニング+月1回の事例共有会(3ヶ月) | 要問い合わせ | AIを導入したが社内で使われていない会社 |
| AIリスキリング研修(KIZASHI) | eラーニング(動画10時間30分) | 助成金活用時の概算で1名27,500円(中小企業)。助成金を使わない場合の料金は公式ページで確認 | 資格を目標に全員のリテラシーを揃えたい会社 |
| AIリスキリング研修(ProsWork) | eラーニング→実務適用→事例共有会 | 1名200,000〜250,000円(特別価格・税表記なし) | 助成金の手続きも含めて伴走してほしい会社 |
| 生成AIビジネス活用研修サービス(TISI株式会社) | 講座3時間・体験会2時間・企画ワークショップ4時間 | 要問い合わせ | 短時間で体験し、導入を検討する担当者を作りたい会社 |
| AIビジネスプランナー養成講座(ブレインパッド) | 公開講座/企業研修(Zoom等を使用) | 公開講座1名242,000円(税込) | AI活用の企画を担うリーダーを育てたい会社 |
| eラーニング研修(生成AI実践スキル習得講座/株式会社ミライフ) | LMSを使うeラーニング(標準12時間) | 1名210,000円(税込) | GPTs構築など一歩進んだ使い方を学ばせたい会社 |
| 【助成金活用】リスキリング支援プログラム(チェンジ) | eラーニング(3コース) | 要問い合わせ | 初学者が多く、手を動かして覚えさせたい会社 |
※料金は各社公式ページの表記です。助成金を使えるか、いくら支給されるかは企業ごとに異なります。
状況別に見ると、次のように候補を絞れます。
- まず全員にAIの基礎を広げたい:実践型AI講座Biz、KIZASHI、チェンジ
- 導入済みだが使われていない:トライフォース、ProsWork
- 推進役や企画担当を1〜2名育てたい:ブレインパッド、ミライフ
- 短時間で体験して導入判断をしたい:TISI
リスキリング向けAI講座を選ぶ3つのポイント
1. 「全員の底上げ」か「推進役の育成」かを先に決める
対象者を決めずに講座を探すと、料金表だけを比べて迷い続けることになります。全員向けなら、基礎から業務での使い方まで幅広く、1人あたりの費用を抑えられるものが合います。推進役向けなら、企画づくりや業務フローの見直しまで踏み込む講座が合います。
全員向けの講座では、情報漏洩や著作権などリスクを学ぶ内容が入っているかも確認します。たとえばKIZASHIの講座には、情報リテラシー、個人情報保護、著作権を含む章があります。講座と並行して社内ルールを決めておくと、学んだ社員が安心して使えます。ルールづくりはChatGPTの情報漏洩対策|社内ルール雛形とチェックリストを参考にしてください。
2. 学んだあと社内で使い続ける仕組みがあるか
「研修は受けたが、翌月には誰も使っていない」は、AI研修でよく聞く悩みです。今回調べた講座でも、定着を重視した設計が目立ちました。
- 事例共有会:トライフォース(月1回の定例)、ProsWork(3ステップの最後)
- 質疑応答の窓口:トライフォース(月1回のオンライン質疑応答とチャット・メール)
- 章末ワークと定着の道筋:KIZASHI(章末ワークと定着ロードマップ)
- 成果物を残す設計:ProsWork(プロンプト資産や改善文化を組織に残す)
- アウトプット型の学習:チェンジ
講座側に仕組みがない場合は、社内で月1回30分の共有会を開くなど、自社で補う方法もあります。
3. 全員が同じ時間に集まれなくても進められるか
10〜30名の会社では、営業は外回り、製造や店舗はシフト勤務というように、全員が揃う時間がほとんどありません。この場合、ライブ講義中心の講座は欠席者が出やすくなります。
動画やeラーニングなら、各自の空き時間に進められます。スマホで見られるか、進み具合を管理者が確認できるか(ミライフはLMS=学習管理システムで進捗を管理できます)も、比べるときの材料になります。
リスキリング向けAI講座おすすめ8選
掲載順は順位ではありません。1番目は当メディア運営会社のサービスで、2番目以降は公式ページで内容を確認できた講座です。用途ごとに読み分けてください。
実践型AI講座Biz|定額で社員全員が動画で学べる

(当メディア運営会社のサービス)
株式会社Essenceが運営する、法人向けの実践型AI動画講座です。月額19,800円(税抜、2026年10月時点)で、1アカウントなら社員が何人でも視聴できます。人数が増えても料金は変わりません。同時に視聴したい場合はアカウントを追加します。
- 内容:動画は1,000本超。基礎(生成AIリテラシー、ChatGPT・Gemini等の基礎、画像生成AI基礎など)、実践(営業向けセールスDX、SNS運用コンテンツ作成、動画編集、AIドリブンマーケティング、チャットボット構築、事務書類作成の効率化など)、経営・管理職向け(AIガバナンス、チームマネジメント)
- 受講のしやすさ:24時間365日、何度でも視聴可能。スマホでも見られる
- 監修:大手企業顧問とAI専門家
- 導入:契約前に無料デモあり。申込から利用開始まで最短3日
向いている会社:全員を同じ時間に集めにくく、営業・事務・管理職など職種ごとに必要な動画を選ばせたい会社です。学んだ内容を業務に移す場は、社内の定例会などで作ると定着しやすくなります。
法人向け生成AIリスキリング研修(トライフォース)|3ヶ月の伴走で定着を図る

株式会社トライフォースの研修です。eラーニング(PC・スマホ)と月1回の活用事例共有会を組み合わせた、3ヶ月の伴走型です。
- コース:生成AI ChatGPTコース(5時間)、生成AIツール研修コース(5時間。Copilot・Gemini・NotebookLM、画像・動画・音声・コード生成)、生成AI基礎概念コース(2時間)
- サポート:月1回のオンライン質疑応答(1時間)、チャット・メールでの質疑応答
- 助成金:人材開発支援助成金を使った導入の支援をうたっている
- 料金:要問い合わせ(2026年10月時点)。1人単位か、まとめての契約かも問い合わせで確認が必要です
向いている会社:ChatGPTなどを導入したのに社内で使われていない会社です。複数のAIツールをまとめて学ばせたい場合にも合います。
AIリスキリング研修(KIZASHI)|生成AIパスポート準拠のeラーニング

KIZASHIが提供する、eラーニングだけで進められる研修です。動画は合計10時間30分(特典込みで11時間10分)です。
- 資格:一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)の「生成AIパスポート」の試験基準に準拠。受講後のチェックテストに合格すると資格が発行される(資格取得を保証するものではないと注記あり)
- 構成:Part1「生成AI活用とリスク管理講座」(5章・4.5時間)、Part2「生成AI実践と業務適応講座」(11章36コマ・6時間30分。操作デモはGemini)
- 監修・講師:後藤宗明氏(一般社団法人ジャパン・リスキリング・イニシアチブ代表理事)、津本海氏(株式会社スニフアウト代表)
- 料金:助成金活用時の概算で1名27,500円(中小企業、2026年10月時点)。助成金を使わない場合の料金は公式ページで確認してください
- 助成金:社労士の紹介で書類準備をサポート(社労士への費用は別途)
向いている会社:「全員が同じ基礎知識を持つ」ことを資格という分かりやすい目標で進めたい会社です。
AIリスキリング研修(ProsWork)|助成金申請まで伴走する3ステップ型

ProsWorkの研修は、eラーニング講義→実務への適用→事例共有会の3ステップで進みます。組織に「AIを使いこなせる人材」「プロンプト資産」「継続的な改善文化」を残す設計です。
- 料金(1名あたり、2026年10月時点):5人未満は通常400,000円・特別価格250,000円、5人以上は通常300,000円・特別価格200,000円(税込・税抜の記載なし。詳しい実施条件は要問い合わせ)
- 助成金:人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)の活用を前提とし、計画届の提出から支給申請まで伴走。適用できるか・支給額は企業ごとに異なると注記あり
向いている会社:社内にAIの知見が少なく、現場での具体的な活用まで進めたい会社です。助成金の手続きに割く人手がない会社にも合います。
生成AIビジネス活用研修サービス(TISI)|2〜4時間の講座・体験会・ワークショップ

TISI株式会社(ビジネスイノベーション事業部)のサービスです。3つのメニューから選べます。
- 生成AI講座(3時間):ゴールは「ベンダーと会話ができる状態」など。システム活用を見据えた技術面の要点まで扱う
- 生成AIプロンプト活用体験会(2時間):AIチャットボット「Dialog Play®」のアカウントで実際に試す
- 生成AI企画ワークショップ(4時間):業務課題から企画テーマを作り、実行計画まで検討(講師がファシリテート)
- 料金:要問い合わせ(2026年10月時点)
向いている会社:情報システム担当や、現場で導入に関心がある人を短時間で体験させたい会社です。ITの専門知識がない人でも受けられるとしています。
AIビジネスプランナー養成講座(ブレインパッド)|AI企画を担うリーダー育成

ブレインパッドの、AIやデータ活用によるビジネス企画を主体とした研修です。公開講座と、企業ごとのカスタマイズ研修があります。受講にはZoom・BOXを使います。
- 対象:経営企画・事業開発・DX推進の担当者、AIプロジェクトのPM・ディレクター、事業部門のマネージャー
- 内容:後半はグループワーク。フレームワークで要件を整理し、生成AIを壁打ち相手にして企画を具体化する
- 料金:公開講座は1名242,000円(税込、2026年10月時点)
- 関連メニュー:「生成AI活用入門セミナー」「AIエージェントによる業務フロー自律化実践講座」「マネジメント層向けAI・データ利活用実践研修」など
向いている会社:全員研修とは別に、AI活用の企画を任せるリーダーを1〜2名育てたい会社です。
eラーニング研修(生成AI実践スキル習得講座/ミライフ)|12時間でGPTs構築まで

株式会社ミライフの、LMSを使ったeラーニングです。標準学習時間は12時間で、進捗を管理できます。
- カリキュラム:特殊プロンプト構築、画像生成、GPTs構築、プロンプトエンジニア養成、チェーンプロンプト構築
- 料金:210,000円(税込)/1人(2026年10月時点)
- 助成金:「リスキリング助成金(eラーニング)対応」と記載
- 別メニュー:Zoomで行う同時双方向型の「法人リスキリング®研修(AI Works by デジライズ)」もある(400,000円税込/1人、16時間、ワークショップ全4回)
向いている会社:基礎は分かっている社員に、自社専用のGPTsづくりなど一段上の使い方を学ばせたい会社です。
【助成金活用】リスキリング支援プログラム(チェンジ)|初学者向けのアウトプット型eラーニング

チェンジのeラーニング型プログラムです。「初学者でもつまずきにくい」とし、アウトプット型で学ぶ設計です。
- 生成AI研修のコース:プロンプト実践編、業務設計編、ナレッジ活用編
- 新しい内容:2026年度版はAIエージェント活用にも対応
- 満足度:同社が2024年度に実施した生成AI研修で、回答1,995人のうち「大変満足・満足」が91.5%(同社発表)
- 料金:要問い合わせ(2026年10月時点)。料金体系も問い合わせで確認が必要です
向いている会社:AIに触れたことがない社員が多く、手を動かしながら覚えさせたい会社です。
形式ごとの違い|eラーニング・ライブ・短時間ワークショップ・公開講座
同じ「AI講座」でも、形式によって向き不向きがはっきり分かれます。料金体系が公開されているかどうかでも、行を分けました。
| 形式 | 今回の該当例 | 向いている場面 | 注意したい点 |
|---|---|---|---|
| 定額の動画講座 | 実践型AI講座Biz | 全員に広く学ばせたい。職種ごとに内容を変えたい | 視聴を促す声かけや社内の共有の場は自社で用意する。同時視聴はアカウント追加 |
| 1人単位のeラーニング(1名あたりの料金を公開) | KIZASHI、ミライフ、ProsWork | 決まったカリキュラムを一通り修了させたい | 人数分の費用がかかる。締切がないと後回しになりやすい |
| eラーニング(料金体系は要問い合わせ) | トライフォース(事例共有会つき3ヶ月)、チェンジ | 伴走やアウトプット型の学習で定着まで進めたい | 1人単位か、まとめての契約かを問い合わせで確認する |
| 同時双方向(ライブ)+ワークショップ | ミライフの同時双方向型(AI Works by デジライズ) | 講師に質問しながら深く学びたい | 全4回など決まった日時に参加する必要がある |
| 短時間の講座・体験会・ワークショップ | TISI(2〜4時間) | 導入前に体験したい。企画のたたき台を作りたい | 単発になりやすく、その後の定着策が別に要る |
| 公開講座/カスタマイズ研修 | ブレインパッド | 推進役を他社の受講者と一緒に鍛えたい | 1人あたりの費用が高めで、少人数向き |
動画で学ぶ講座をさらに比べたい場合はAI研修eラーニングおすすめ4選も参考にしてください。
無料で始めるなら:日本リスキリングコンソーシアム
法人向けの研修サービスではありませんが、個人が登録して講座を探し、受講できるサイトとして日本リスキリングコンソーシアムがあります。250を超えるパートナーが1500以上のプログラムを提供しており、無料のプログラムやAI関連のプログラムも掲載されています。累計受講者数は60万人(2026年1月時点)です。
有料の講座を契約する前に、関心のある社員に無料講座を1つ受けてもらい、反応を見てから全社導入を決める使い方もできます。
10〜30名の会社がリスキリングで失敗しないポイント
全員向けと推進役向けを組み合わせる(15名の会社の計算例)
従業員15名の会社が、全員にAIのリスキリングを行う場合を考えます。料金は2026年10月時点の公式表記です。1人単位の講座は料金を公開している3社を例にし、定額の動画講座は3ヶ月と12ヶ月の両方で示します。
| プラン | 計算 | 費用の目安 |
|---|---|---|
| A-1:1人単位の講座の例(ProsWork) | 5人以上の特別価格 200,000円×15名 | 3,000,000円(税表記なし) |
| A-2:1人単位の講座の例(ミライフ) | 210,000円×15名 | 3,150,000円(税込) |
| A-3:1人単位の講座の例(KIZASHI) | 助成金活用時の概算 27,500円×15名 | 412,500円(助成金が支給された場合の中小企業の概算) |
| B:全員は定額動画、推進役2名だけ公開講座 | 実践型AI講座Biz 19,800円×3ヶ月+ブレインパッド 242,000円×2名 | 59,400円(税抜)+484,000円(税込) |
| C:全員は定額動画のみ(3ヶ月) | 実践型AI講座Biz 19,800円×3ヶ月 | 59,400円(税抜)。1人あたり3,960円 |
| C':全員は定額動画のみ(12ヶ月) | 実践型AI講座Biz 19,800円×12ヶ月 | 237,600円(税抜) |
読むときの注意点は次のとおりです。
- 1人単位の講座は「受講1回あたり」の料金です。一方、定額の動画講座は月額のため、続けるほど費用が積み上がります。
- 定額動画は1アカウントで計算しています。同時に視聴したい人が多い場合はアカウントを追加するため、2アカウントなら3ヶ月で118,800円(税抜)になります。
- KIZASHI(A-3)は助成金が支給された場合の概算です。支給されるか、いくら支給されるかは企業ごとに異なります。助成金を使わない場合の料金は公式ページで確認してください。
- ProsWorkは税込か税抜かの記載がありません。ミライフ・ブレインパッドは税込、実践型AI講座Bizは税抜のため、単純な合計比較には向きません。
この表は金額の比較であり、講座の中身やサポートの量は同じではありません。1人単位の講座には、資格の発行、事例共有会、助成金手続きの伴走などが含まれるものもあります。形式ごとの費用感をさらに詳しく知りたい場合はAI研修の費用相場で整理しています。
10〜30名の会社では、全員に同じ内容の講座を受けさせるより、「全員は基礎を広く」「推進役は深く」と分けたほうが予算を配分しやすくなります。全員向けを定額動画にするか、資格つきのeラーニングにするかは、目標(基礎の共通化か、資格取得か)と助成金を使うかどうかで決めるとよいでしょう。
最初の3ヶ月の進め方
専任の教育担当がいなくても回せるよう、担当者の作業を最小限にした進め方です。
- 1ヶ月目:準備と基礎 - リスキリングの目的を一文で決める(例:見積書と議事録の作成時間を減らす) - 推進役を1〜2名決める - AI利用の社内ルールを配る - 全員に基礎の動画・講座を割り振る(週30分など無理のない量で)
- 2ヶ月目:自分の業務で試す - 各自が業務を1つ選び、AIで試した結果を短く報告する - 月1回30分の共有会で、うまくいった使い方を紹介し合う
- 3ヶ月目:社内の資産にする - 使えたプロンプトを共有フォルダにまとめる - 推進役が、次に全社で取り組む業務を1つ提案する - 継続するか、講座を変えるか、追加で推進役向けの講座を受けるかを決める
導入全体の段取りは中小企業の生成AI導入ステップで5段階に分けて解説しています。
講座選びのチェックリスト
候補を2〜3個に絞ったら、無料デモや問い合わせの場で次を確認します。コピーして社内の検討メモに使ってください。
【AIリスキリング講座 確認チェックリスト】
□ 対象者:全員向け/推進役向け のどちらで使うか決めたか
□ 料金:1人単位か定額か。税込か税抜か
□ 人数が増えたときの料金:( )
□ 助成金を使わない場合の料金:( )
□ 受講時間:1人あたり合計( )時間。業務時間内に確保できるか
□ 受講方法:スマホ可か/決まった日時の参加が必要か
□ 進捗確認:管理者が受講状況を見られるか
□ 定着の仕組み:事例共有会・質疑応答・課題提出の有無
□ リスク教育:情報漏洩・著作権・個人情報の内容があるか
□ 扱うツール:ChatGPT/Gemini/Copilot など自社で使うものか
□ 助成金:使う予定か。使うなら対応状況と手続きの支援範囲
□ 開始までの期間:申込から( )日
助成金を使うなら、申込前に確認する
今回の講座では、ProsWork、KIZASHI、ミライフ、トライフォースが人材開発支援助成金への対応や活用支援をうたっています。ただし、ProsWorkのページにもあるとおり、適用できるか・支給額は企業ごとに異なります。
助成率や申請期限、要件は年度によって変わる可能性があるため、この記事では書きません。講座を申し込む前に、厚生労働省や都道府県の労働局の最新情報で確認し、受講前に必要な手続きがないかを確かめてください。社労士に依頼する場合の費用が別にかかることもあります(KIZASHIは社労士費用別途と明記)。制度の概要と申請の流れはAI研修に使える助成金とはにまとめています。
AIエンジニアを目指すリスキリングとは分けて考える
「リスキリング AI」で検索すると、AIエンジニアへの転身を目指す講座も多く出てきます。今回の8つは、営業・事務・企画などの社員が業務でAIを使うための講座です。開発者を育てたい場合は、目的が異なるため別の講座を探す必要があります。
リスキリングAI講座に関するよくある質問
- AIに詳しくない社員でもリスキリング講座についていけますか?
- 初学者向けをうたう講座もあります。チェンジは「初学者でもつまずきにくい」とし、TISIはITの専門知識がない人でも受けられるとしています。まずは基礎の講座から始め、業務での使い方へ段階的に進めると無理がありません。
- AIリスキリングに助成金は使えますか?
- 人材開発支援助成金への対応や活用支援をうたう講座はあります。ただし適用できるか、支給額はいくらかは企業ごとに異なります。助成率や要件は年度で変わる可能性があるため、申込前に厚生労働省や労働局の最新情報で確認してください。
- 受講期間や学習時間はどれくらいかかりますか?
- 講座によって大きく異なります。今回の例では、TISIの講座・体験会は2〜4時間、KIZASHIは動画10時間30分、ミライフのeラーニングは標準12時間、トライフォースは受講期間3ヶ月です。業務と両立できる量かを基準に選びましょう。
- 個人で無料で学べるAI講座はありますか?
- 日本リスキリングコンソーシアムでは、個人が登録して講座を探し、受講できます。無料のプログラムやAI関連のプログラムも掲載されています。会社で導入する前に、関心のある社員に試してもらう使い方もできます。
- AIエンジニアを目指すリスキリングにも、この記事の講座は使えますか?
- この記事で紹介した講座は、社員が業務でAIを使うためのものが中心です。AIエンジニアとして開発を担う人材を育てたい場合は目的が異なるため、開発スキルを扱う講座を別に探すことをおすすめします。
まとめ|「全員向け」と「推進役向け」を分けて選ぶ
リスキリング向けのAI講座は、対象者で選び方が変わります。全員の底上げには定額の動画講座や初学者向け・資格つきのeラーニング、推進役の育成には企画や伴走まで含む講座が候補です。10〜30名の会社なら、全員は広く、推進役1〜2名は深く、と組み合わせると予算を配分しやすくなります。
次にやることは3つです。目的と対象者を一文で決める、比較表から候補を2〜3個に絞る、チェックリストを持って無料デモや問い合わせで料金体系まで確認する。助成金を使う場合は、申込前に厚生労働省や労働局の最新情報で手続きを確かめてください。
全社員がAI人材に。
- 動画1,000本超。基礎から営業・SNS・事務の実務活用まで
- 1アカウントで社員何人でも。24時間365日見放題
- 契約前に無料デモで実際の講義を確認できます


