生成AIの研修資料の作り方60分の構成例と雛形・テーマ一覧【2026年】
社長から「今期中に全員がAIを使えるように」と言われ、兼務でAI活用の担当になった。外部研修の見積は高いので、まずは自分で研修資料を作ろうと考えている。この記事は、そんな10〜30名の会社の担当者に向けて書いています。
1回目の生成AI研修資料を「60分・10枚前後」で作るための材料を、そのままコピーできる形で載せました。構成表、テーマ一覧、下書き用のプロンプト、入力禁止ルール1枚の雛形、講師役がいなくても回せる進行台本、作業時間の記録シートです。
さらに、研修を1回で終わらせず、後から入った社員にも届ける残し方まで解説します。中小企業のAI研修事業を手掛ける著者の考えをもとにしています。
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目次
生成AIの研修資料は「ルール1枚+時短演習」1回目は60分・10枚前後で足りる
10〜30名の会社が最初に作る生成AIの研修資料は、網羅的でなくてかまいません。1回目の研修資料は「入力してはいけない情報のルール」と「自分の業務1つの時短演習」の2本柱にすれば、60分・スライド10枚前後で足ります。
当メディアは、1回目にこの2つを組み合わせるべきだと考えています。ルールで「怖さ」を取り除き、演習で「自分には関係ない」という感覚を取り除けます。この2つを同じ回で片づけられるからです。仕組みの講義や応用例は、2回目以降か事前の教材に回します。
| 枚 | スライドの中身 | 時間 | ねらい |
|---|---|---|---|
| 1 | 表紙(版数・更新日・担当者) | ― | 古い資料を配らない |
| 2 | 今日のゴール | 0–2分 | 目的をそろえる |
| 3 | できること・苦手なこと | 2–4分 | 期待しすぎを防ぐ |
| 4 | 入力禁止ルール1枚 | 4–10分 | 事故を防ぐ |
| 5 | OK/NG判定クイズ5問 | 10–20分 | ルールを使える形に |
| 6 | 指示(プロンプト)の型 | 20–25分 | 演習の準備 |
| 7 | 演習の題材と記録シート | 25–45分 | 自分の業務で試す |
| 8 | 出力を確認するポイント | 45–50分 | 誤りを外に出さない |
| 9 | 共有タイム | 50–57分 | プロンプト集を作る |
| 10 | 宿題・問い合わせ先 | 57–60分 | 使い続けてもらう |
※ 時間配分は当メディアの提案です。会社の事情に合わせて調整してください。
この記事では、上の構成表を埋めるための材料を順に載せています。
- 研修テーマの一覧と、1回目に入れるものの線引き
- 生成AIで資料を下書きするプロンプト
- 入力禁止ルール1枚の雛形とクイズ
- 講師役がいなくても回せる60分の進行台本
- 作業時間の前後記録シート
- 資料を古くしない表紙と、引き継ぎの仕組み
研修資料を作る前の基礎知識教えるテーマと用語の線引き
生成AI研修で扱うテーマ一覧
生成AI研修で扱うテーマは、おおむね次の6つに分けられます。全部を1回で話そうとすると、説明だけで時間が終わってしまいます。
| テーマ | 主な中身 | 1回目の扱い |
|---|---|---|
| 基礎知識 | できること・苦手なこと | 3分で短く |
| 利用ルール | 入力禁止情報・出力の確認 | 中心に置く |
| 基本操作 | ログイン・入力・履歴 | 事前の教材へ |
| プロンプト | 条件や出力形式の書き方 | 型を1つだけ |
| 業務活用 | 議事録・日報・書類作成など | 各自1業務 |
| 応用 | 商談資料・SNS運用・ブログ記事 | 2回目以降 |
1回目に入れるのは「利用ルール」と「業務活用1つ」が中心で、残りは事前教材か2回目以降に回します。
演習の題材は、社内で毎日・毎週発生している作業から選びます。議事録、日報、書類作成、商談資料、会議資料、SNS運用、ブログ記事などは、文章の下書きをAIに任せやすい業務です。受講者が自分で選べるよう、スライド7に題材の候補として並べておきます。
資料に出てくる用語は初出で一文だけ説明する
受講者の多くは、生成AIを数回触った程度です。用語は初めて出てきたスライドで、一文だけ説明します。
- プロンプト:AIへの指示文。依頼と条件を書く
- ハルシネーション:AIがもっともらしい誤りを書くこと
- 学習設定:入力内容をAIの改良に使うかの設定
- 無料版と有料版:機能やデータの扱いが違う場合がある
仕組みや技術用語の説明は入れません。業務で使い始めるのに要るのは、何を入れてはいけないかと、出てきた答えをどう確かめるかの2点だからです。学習設定やプランの違いはツールごとに異なり、変わることもあります。資料には「各ツールの公式ページで確認する」と書き、確認した日付を添えておきます。
無料で公開されている研修資料の選び方
企業や行政機関の中には、生成AIの入門資料を無料で公開しているところもあります。たとえばTISは、自社で開いている「生成AIリテラシー向上研修」の資料を、技術情報サイト「Fintan」で公開しています(2024年9月公開、2026年7月更新。2026年10月時点の表示)。ページの説明では「今日から、生成AIを使うのが当たり前になる!」ことを目指すとしています。
公開資料を使うときは、次の3点を確かめます。
- 対象:新卒向けや技術者向けではないか
- 鮮度:公開日・更新日が古くないか
- 利用条件:社内での二次利用が認められているか
当メディアは、公開資料を丸ごと配るのではなく、事前に見てもらう教材として使うほうがよいと考えています。当日の資料は、自社のルールと業務例に差し替えます。他社向けの例のままでは、受講者が自分の仕事に結び付けにくいからです。
「自分も詳しくないのに、全部説明できるだろうか」と不安な方もいるはずです。知識の部分は動画や公開資料に任せ、当日は手を動かす時間に集中すれば、詳しくない担当者でも研修を回せます。具体的な台本は後半で紹介します。
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生成AI研修資料の作り方5つの手順と下書きプロンプト
著者は「AIは外部(企業や人)がやると高すぎる。ぶっちゃけ社員でも動画があれば簡単に内製化できる」と話しています。外部研修の見積を見てためらった会社でも、資料作りは社内で始められます。
手順1〜5:ゴール決めから確認まで
- ゴールを1文で決める(例:全員が業務1つで使ってみる)
- 社内の利用実態を聞く(誰が・何に使っているか)
- 入力禁止ルール1枚を先に作る
- 構成表に沿ってスライドを下書きする
- 人が読んで直し、表紙に版情報を書く
手順2は飛ばされがちですが、効果の大きい工程です。営業など一部の社員がすでに自己流で使っているなら、その使い方を例に取り上げると、ルールの必要性が伝わります。
手順3を手順4より先に置くのは、ルールが決まらないと、演習で何を入力してよいかを示せないからです。ルールを先に作り、スライドは生成AIで下書きして人が直す。この順番にすると手戻りが少なくなります。
生成AIで研修資料を下書きするプロンプト
スライドの文章は、生成AIで下書きすると早く作れます。一度に全部を作らせず、「構成→各スライド→クイズ」と段階に分けて頼むと、直す範囲が小さく済みます。下書きを頼むときも、社名・顧客名・社内の数字は入れません。
【プロンプト1:構成案】
あなたは中小企業の社内研修の講師です。
従業員20名の会社で、生成AIを数回使った程度の社員向けに、
60分の研修のスライド構成案を作ってください。
条件:
・スライドは10枚前後
・前半は「入力してはいけない情報のルール」
・後半は「自分の業務1つで試す演習」
・技術的な仕組みの説明は入れない
・各スライドに、タイトルと要点3つ以内を書く
・です・ます調で統一する
【プロンプト2:各スライドの本文】
上の構成案のうち、スライド4「入力禁止ルール」の本文を書いてください。
条件:
・構成案のタイトルは変えない
・1スライドあたり120字以内
・専門用語は使わず、使う場合は一文で説明する
・最後に、受講者に問いかける一文を入れる
【プロンプト3:確認クイズ】
次のルールをもとに、「AIに入力してOKかNGか」を判断する
クイズを5問作ってください。
・業務の場面を具体的に書く
・判断に迷いやすい問題を2問入れる
・答えと、理由を1文で付ける
ルール:(ここに自社の入力禁止ルールを貼る)
下書きができたら、人が次の点を確かめます。
- 事実の誤りがないか
- 自社のルールと食い違っていないか
- 受講者に通じない言葉がないか
AIの出力はもっともらしい誤りを含むことがあるため、この確認の工程は省きません。
90分に延ばすときの構成例
時間が取れる会社や2回目の研修では、90分版にします。延ばした分は説明ではなく、演習と共有に充てます。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 0–10分 | 入力禁止ルールの読み合わせ |
| 10–20分 | OK/NG判定クイズ |
| 20–30分 | プロンプトの型を使って全員で1問試す |
| 30–65分 | 演習(業務2つ・前後の時間を記録) |
| 65–75分 | AIの回答から誤りを探す練習 |
| 75–90分 | 共有とプロンプト集への登録 |
※ 時間配分は当メディアの提案です。
そのまま使える研修資料の雛形ルール・台本・記録シート
入力禁止ルール「1枚」の雛形とOK/NG判定クイズ
当メディアは、少人数の会社のAI社員教育では、最初の成果物を1枚の社内ルールにするべきだと考えています。基準をそろえずに教えると、使う人が増えるほどリスクも増えるからです。次の雛形をコピーし、【 】の部分を自社に合わせて書き換えてください。
生成AI 利用ルール(第【1】版/更新日:【2026年10月○日】)
1. 使ってよいツール
・【ツール名】(会社で用意したアカウント)
・それ以外を業務で使うときは、事前に担当者へ相談する
2. 入力してはいけない情報
・顧客・取引先の個人情報(氏名、住所、電話番号、メールなど)
・社員の個人情報(評価、給与、健康に関することなど)
・公表前の数字、見積、契約の内容
・パスワード、ID、社内システムの情報
3. 出力の扱い
・AIの回答は誤りを含むことがある
・社外に出す文書は、人が内容を確認してから使う
・数字、日付、固有名詞は元の資料と照らし合わせる
4. 設定の確認
・入力内容を学習に使うかどうかの設定を、
利用開始時に各ツールの公式ページで確認する(確認日を記録)
5. 迷ったとき
・入力してよいか迷ったら、入力する前に聞く
・担当:【氏名】(連絡先:【内線・チャット】)
このルールは当メディアの提案で、法令の条文をもとにしたものではありません。個人情報や著作権の扱いで判断に迷う点は、公的機関が公開している最新の情報も確認してください。正式な社内規定に育てるときは、生成AIの社内規定サンプルやChatGPTの情報漏洩対策も参考にしてください。
ルールは読むだけでは使えるようになりません。研修では、次のようなクイズで判断の練習をします。
| 問題 | 答え | 理由 |
|---|---|---|
| 自社サイトに公開済みの文章を言い換えさせる | OK | 公開済みの情報 |
| 顧客の氏名と電話番号を入れてお礼状を作る | NG | 個人情報 |
| 会議の文字起こしを貼って要約させる | 条件付き | 取引先名・数字を伏せる |
| 来期の売上目標を入れて社内資料を作る | NG | 公表前の数字 |
| AIが書いた説明文をそのまま顧客に送る | NG | 人の確認が先 |
「条件付き」の問題を1〜2問入れておくと、質問が出やすくなります。社内で答えが決まっていない問題が出たら、その場で決めてルールに書き足します。クイズで出た迷いをルールに反映していくと、1枚のルールが自社の実態に合ったものになります。
講師役がいなくても回せる60分の進行台本
当メディアは、講師役のいない会社の研修は、知識を事前の動画教材に任せ、当日は手を動かす練習と共有だけにするほうがよいと考えています。進める人の負担が軽く、続けやすいからです。進める人は「教える人」ではなく、時間を計って手伝う人です。
| 時間 | 内容 | 進める人がすること |
|---|---|---|
| 事前 | 入門の動画・公開資料を見る | URLを配る |
| 0–10分 | 入力禁止ルールの読み合わせ | 読み上げて質問を受ける |
| 10–20分 | OK/NG判定クイズ5問 | 正解を表示する |
| 20–50分 | 自分の業務1つで時短演習 | 時間を計り、手伝う |
| 50–60分 | うまくいった指示を共有 | プロンプト集に貼る |
当日の声かけは、次の文面をそのまま読めば足ります。
【開始時】
今日は覚える会ではなく、試す会です。
私も詳しいわけではないので、一緒に手を動かします。
【演習の前】
いつもやっている作業を1つ選んでください。
まず、AIを使わずにかかっている時間を記録シートに書きます。
【つまずいた人へ】
指示に「誰に向けて」「何文字で」「どんな形で」を足してみましょう。
【共有タイム】
うまくいった指示を、プロンプト集に貼ってください。
失敗した例も役に立つので、遠慮なく共有してください。
全員を同じ時間に集めにくい会社は、ルールの読み合わせを録画で代え、演習と共有だけを2回に分けて開いても構いません。進行の細かいコツは生成AIの社内勉強会の進め方で解説しています。
作業時間の前後記録シート
演習では、AIを使う前と後の所要時間を各自が記録します。当メディアは、効果測定はAIを使い始める前の所要時間から記録するべきだと考えています。使う前の時間が無いと、後から比べられないからです。
| 業務名 | 使う前(分) | 使った後(分) | 短縮分 | 短縮率 | 使ったプロンプト |
|---|---|---|---|---|---|
| 例:日報作成 | 30 | 12 | 18 | 60% | (貼り付け) |
※ 数値は記入例を示すための架空の値です。
計算式は次のとおりです。
- 短縮分=使う前−使った後
- 短縮率=(使う前−使った後)÷使う前
- 月の短縮時間=短縮分×その業務の月の回数
記入例なら、(30−12)÷30=60%です。月20回ある業務なら、18分×20回=360分(6時間)と計算できます。自分の数字で変化が見えると研修が自分事になり、そのまま社長への報告材料にも使えます。
ここまでの雛形があれば、1回目の研修は社内で開けます。ただ、続けようとすると「毎回話せる人がいない」「新しく入った人にまた同じ説明をする」といった手間が残ります。こうした手間は、知識を伝える部分を録画や動画教材に任せることで小さくできます。
全社員がAI人材に。
- 動画1,000本超。基礎から営業・SNS・事務の実務活用まで
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- 契約前に無料デモで実際の講義を確認できます
生成AI研修資料でよくある失敗と対策
説明が長く、演習の時間がなくなる
資料を作り込むほど、話す時間は増えがちです。担当者が丁寧に説明しようとするほど、受講者が手を動かす時間は削られます。当日の時間の半分以上を演習と共有に充て、基礎知識は事前の教材に回します。スライドを10枚前後に抑えるのは、そのための制限です。
参加した人だけの研修で終わる
著者は「AI研修は今いる社員しか受けられないから、資産性がない。新入社員が入ってきたり中途入社した人たちも見れるようにしておかないと意味がない」と指摘しています。10〜30名の会社では、休んだ人や後から入った人に、担当者が個別に説明し直すことになりがちです。対策は、当日を録画し、資料・ルール・プロンプト集と一緒に1か所へまとめておくことです。
資料を作って終わりになり、内容が古くなる
生成AIは、ツールの画面・料金・データの扱いの設定が短い期間で変わることがあります。古い手順のまま配ると、操作できない資料や、ルールが実態と合わない資料になります。当メディアは、研修資料の表紙に「更新日」と「次に見直す月・担当者」を書き、年に数回は見直す前提で作るべきだと考えています。残す資料だからこそ、更新の仕組みが要ります。
生成AIで作った資料を確かめずに使う
下書きを生成AIに任せるのは効率的ですが、もっともらしい誤りが混ざることがあります。特にツールの機能や設定の説明は、実際の画面と食い違っていることがあります。操作手順は実際の画面で確かめ、ルールの文言は自社で決めた内容と照らし合わせてから載せます。
研修資料を資産にして定着させる録画・プロンプト集・引き継ぎ
録画・共有プロンプト集・表紙の版管理で残す
当メディアは、研修の成果物を参加者の知識ではなく、共有プロンプト集と録画にすべきだと考えています。形に残せば、休んだ人や後から入った人も同じものを使えるからです。残すものは次の3つです。
- 当日の録画(ルールの読み合わせと共有タイム)
- 共有プロンプト集
- 版管理した研修資料とルール
研修資料の表紙には、次の項目を入れます。
資料名:生成AI 社内研修(1回目)
版数:第1版
更新日:2026年10月○日
次に見直す月:2027年1月
担当者:【氏名】
問い合わせ先:【内線・チャット】
共有プロンプト集は、表計算ソフトの1シートで十分です。
| 業務名 | プロンプト本文 | 注意点 | 登録者 | 登録日 |
|---|---|---|---|---|
| 例:日報作成 | 今日の作業メモを、上司向けの日報に整えて… | 顧客名は伏せる | 【氏名】 | 【日付】 |
録画・プロンプト集・版管理された資料の3つがそろうと、研修は「その日のイベント」から「社内の資産」に変わります。
新しく入った社員への引き継ぎ手順
- 入社初週に録画と資料を見てもらう
- 利用ルール1枚を読み、クイズに答えてもらう
- 自分の業務1つで記録シートを付けてもらう
- うまくいった指示をプロンプト集に登録してもらう
この流れにしておけば、担当者は質問に答えるだけで済みます。全員のAIリテラシーをそろえる全体の計画は、AI社員教育の進め方で5つのステップに分けて紹介しています。
自作資料・動画教材・外部講師の比べ方
内製で続けるか、外部の手段を使うかは、次の観点で比べると判断しやすくなります。
| 進め方 | 始めやすさ | 進める人の負担 | 後から入った人 | 内容の更新 |
|---|---|---|---|---|
| 自作資料 だけ |
◎今日から | △毎回説明 | △再説明が要る | △自分で直す |
| 動画教材+ 社内演習 |
○契約が要る | ◎演習のみ | ◎いつでも視聴 | ○演習部分のみ |
| 外部講師の 集合研修 |
△日程調整 | ○講師に任せる | ×その日だけ | △再依頼が要る |
※ 当メディアの見立てです(◎良い ○ふつう △注意 ×負担が大きい)。料金や条件は各提供元で確認してください。
どれが合うかは、進める人が毎回の説明に割ける時間と、新しい人が入ってくる頻度で決まります。担当者に時間があり入社が少ないなら自作資料、兼務で忙しく入社が続くなら教材の併用、という順で検討します。
- 担当者に時間があり、入社が少ない:自作資料だけ
- 担当者が兼務で、入社や異動が続く:動画教材+社内演習
- 一度に全員の意識をそろえたい:外部講師の集合研修
外部の手段を検討するときは、見積の総額だけでなく、教材・講師・研修後のフォローの内訳で比べてください。
知識の部分を動画教材に任せる選択肢
著者が経営する会社でも、AI動画講座を使ってAIを内製化しています。MTG議事録、日報、書類作成、商談資料作成、会議資料作成、SNS運用、ブログ記事作成などがAIでほぼ完結し、社員の残業も減って、AIの効果を実感しているといいます。著者は社内へのAI導入で、業務効率を400%UPさせています。
動画教材を使う場合の候補の一つが、当メディアを運営する株式会社Essenceの「実践型AI講座Biz」です。法人向けの実践型AI動画講座で、動画は1,000本超、生成AIリテラシーやChatGPT・Geminiの基礎から事務書類作成の効率化、管理職向けのAIガバナンスまであります。月額19,800円(税抜)で1アカウントなら社員が何人でも視聴でき(同時に視聴したい場合はアカウントの追加が必要。2026年10月時点)、24時間365日スマホでも見られるため、事前学習や新しく入った人の引き継ぎに使えます。社内ではこの記事のルール1枚・台本・記録シートで練習と共有を回し、知識の部分だけを任せる形です。契約前に無料デモで、自社の運営に合うかを確かめられます。
生成AI研修資料に関するよくある質問
- 生成AIの研修資料は無料でダウンロードできますか?
- 企業や行政機関が無料で公開している入門資料もあります。たとえばTISは、Fintanで社内研修「生成AIリテラシー向上研修」の資料を公開しています。使う前に対象・更新日・二次利用の条件を公開ページで確かめ、当日の資料は自社のルールと業務例に差し替えるのがおすすめです。
- 研修資料のスライドは何枚くらいが適切ですか?
- 1回目の60分研修なら、10枚前後が目安です(当メディアの提案)。説明のスライドを増やすほど演習の時間が減ります。基礎知識は事前の教材に回し、当日はルールの読み合わせ、クイズ、自分の業務での演習、共有に時間を使います。
- 生成AIで作った研修資料をそのまま使ってもよいですか?
- 下書きには便利ですが、そのまま使うのは避けてください。もっともらしい誤りが混ざることがあります。自社ルールとの食い違い、ツールの操作手順、数字や固有名詞は、人が実際の画面や元の資料で確かめてから載せます。
- AIに詳しくない担当者でも研修の進行役はできますか?
- できます。当日は「教える」のではなく「一緒に手を動かす」進め方にし、知識の部分は事前の動画教材や公開資料に任せます。進める人の役割は、時間を計る、正解を表示する、つまずいた人を手伝う、うまくいった指示を記録する、の4つです。
- 研修資料はどのくらいの頻度で見直せばよいですか?
- 当メディアは、年に数回は見直す前提で作ることを勧めています。生成AIは、ツールの画面や料金、データの扱いの設定が変わることがあるためです。表紙に更新日と次に見直す月、担当者を書いておくと、見直しが後回しになりにくくなります。
まとめ|1回目は「ルール1枚+時短演習」の60分資料から始める
10〜30名の会社の生成AI研修資料は、最初から網羅的に作る必要はありません。1回目は「入力禁止ルール1枚」と「自分の業務1つの時短演習」の2本柱にすれば、60分・10枚前後で足ります。知識は事前の教材に任せ、当日は手を動かす練習と共有に使います。
次にやることは、記事の構成表とルール雛形をコピーし、今週中に1回目の資料を作ることです。表紙には更新日・次に見直す月・担当者を書き、当日は録画とプロンプト集を残してください。
進行役を続けられるか、新しく入った人にどう引き継ぐかに不安があれば、動画教材を土台にする形も検討してみてください。
全社員がAI人材に。
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