法人向けオンラインAI研修おすすめ9選現場が多い会社のライブ・動画比較【2026年】
社員が現場や外回りに出ていて、全員がそろう日がない。社長から「AIの研修を探して」と頼まれたものの、集合研修は日程が組めません。そこでオンラインに絞って探し始めた方も多いのではないでしょうか。
この記事では、法人で申し込めるオンラインAI研修9サービスを、ライブ配信か動画か、料金の目安、向いている会社で比べます。社員が1回に取れる時間からの選び方、翌年の入社まで含めた18名の年額試算、契約前に確かめる点まで扱います。
なお、著者はベンチャー企業・中小企業のAI研修事業を手掛けています。1番目に紹介する実践型AI講座Bizは、当メディアの運営会社のサービスです。並び順は優劣ではなく、用途で書き分けています。
全社員がAI人材に。
- 動画1,000本超。基礎から営業・SNS・事務の実務活用まで
- 1アカウントで社員何人でも。24時間365日見放題
- 契約前に無料デモで実際の講義を確認できます
上位の競合記事5本の構成と不足点を分析したうえで、オンラインAI研修サービスの公式ページ10件を開き、形式と料金を確認しました。総務省・厚生労働省・個人情報保護委員会の一次資料4件も参照しています。料金を公開している5サービスで15名・18名・翌年21名の年額を試算し、著者の自社での導入例を加え、図解を6枚作りました。
目次
- 法人向けオンラインAI研修9サービスの比較表 ライブか動画かは「1回何分取れるか」で決まる
- 法人向けオンラインAI研修を選ぶポイント3つ
- 18名の会社なら年額いくら? 翌年の入社まで含めた試算
- オンラインAI研修おすすめ9選 向いている会社別に紹介
- 実践型AI講座Biz 人数が増えても月額が変わらない動画講座
- DMM 生成AI CAMP 学び放題 法人向けサービス 動画と毎日のライブを両方使える
- Udemy Business 5〜20名はチームプランのID課金
- Schoo for Business ライブ授業と録画で幅広く学べる
- Aidemy Business AI・DXのコースを体系立てて学ぶ
- ユースフル ビジネス 低額のID課金とオンライン集合研修
- インソース 公開講座(生成AI研修) 1名から申し込めるライブ講座
- D-Marketing Academy 1講座10分弱の動画を人数に関係なく定額で
- SHIFT AI 法人向け研修 eラーニングと業務ワークを組み合わせる
- ライブ配信・動画・集合研修・伴走型の違い
- 導入で失敗しないポイント
- オンラインAI研修 法人に関するよくある質問
- まとめ|1回何分取れるかと、後から入る社員まで見て選ぶ
法人向けオンラインAI研修9サービスの比較表ライブか動画かは「1回何分取れるか」で決まる

法人向けのオンラインAI研修は、大きく2つの形に分かれます。
- ライブ配信型:決まった日時にZoomなどで講師の授業を受ける
- 動画型(eラーニング):録画された講座を各自の空き時間に見る
ライブか動画かは、研修の中身より先に「社員が1回に何分ずつ時間を取れるか」と「後から入る社員にも届けたいか」で決まります。
下の表は、公式ページで形式と料金の書き方を確認できた9サービスです(2026年10月時点)。1番目の実践型AI講座Bizは、当メディアの運営会社(株式会社Essence)のサービスです。
| サービス名 | 形式 | 料金の目安(2026年10月時点) | 向いている会社 |
|---|---|---|---|
| 実践型AI講座Biz (当メディア運営会社) |
動画 | 月額19,800円(税抜) 人数で変わらない |
全員の基礎をそろえ、後から入る社員にも見せたい会社 |
| DMM 生成AI CAMP 学び放題 法人向け |
動画+毎日のライブ(60分) | 要問い合わせ | 20名以上で、動画と質疑の両方がほしい会社 |
| Udemy Business | 動画 | チームプラン 年38,000円〜/ID(税抜) |
5〜20名で、AI以外の講座も使いたい会社 |
| Schoo for Business | ライブ授業+録画 | 要問い合わせ | AI以外も含めて幅広く学ばせたい会社 |
| Aidemy Business | 動画(eラーニング) | 要問い合わせ | AI・DXを体系立てて学ばせたい会社 |
| ユースフル ビジネス | 動画+集合研修(オンライン可) | 動画は月350円〜/ID (初期費用は別) |
まず低額で始めたい、Copilotを使う会社 |
| インソース 公開講座 |
ライブ(半日〜2日間) | 1名16,500円〜 (税込・講座で異なる) |
数名だけ先に講師から学ばせたい会社 |
| D-Marketing Academy | 動画(1講座10分弱) | 月額200,000円〜 (税抜・100名まで) |
マーケティング部門の人数が多い会社 |
| SHIFT AI 法人向け研修 |
eラーニング+ワークショップ | 要問い合わせ | 業務に合わせたワークと定着支援がほしい会社 |
料金の書き方は「1名ごと」「1ID(1人分の利用権)ごと」「会社ごとの定額」とそろっていません。このままでは高いか安いか判断できないため、後の見出しで18名の会社の年額にそろえて計算します。
法人向けオンラインAI研修を選ぶポイント3つ
専任の担当者がいない会社ほど、比べる項目を増やすと選定が止まります。まずは次の3つで候補を2〜3社に絞ります。
1回に何分取れるかでライブか動画かを決める

現場や外回りの社員が多い会社では、全員が同じ時間に画面の前にそろう日はほとんどありません。ライブ配信型は日時が決まっているため、参加できない人が出ます。
公式ページで確認できた1回の長さは、次のとおりです。
- インソースの公開講座:半日〜2日間
- DMM 生成AI CAMPのライブ:60分で1テーマ
- D-Marketing Academyの動画:1講座10分弱
当メディアは、ライブか動画かを、研修の中身より先に、社員が業務の合間に1回何分ずつ取れるかで決めるべきだと考えています。内容がよくても、社員が受けられない時間帯に組まれた研修は届かないからです。
| 社員が取れる時間 | 合う形 |
|---|---|
| 決まった日に60分以上まとめて取れる | ライブ配信型 |
| 1回10〜15分しか取れない 人によって時間帯が違う |
動画型 |
| 基礎は各自で、質問は数人だけしたい | 動画で基礎+数名だけライブ |
一方で、ライブ配信型が向く会社もあります。講師にその場で質問したい会社や、1日で集中して終わらせたい会社です。どちらが上ということではなく、自社の時間の取り方に合うかで選びます。
後から入る社員にも届くかを確かめる

毎年採用がある会社では、研修を受けた「あと」に入ってくる社員への対応も考えておく必要があります。オンライン研修を選ぶとき、見落とされやすいのがこの点です。
著者は「AI研修は今いる社員しか受けられないから、資産性がない。新入社員や中途入社の人たちも見られるようにしておかないと意味がない」と考えています。当日限りのライブ研修では、後から入った人が同じ内容を受けるには、もう一度申し込む必要があります。
後から人が増えたときの費用は、料金の単位で変わります。
- 1名ごとの受講料:入った人数分だけ増える
- ID課金:1人分の利用権を追加する
- 会社単位の定額:人数が増えても変わらない
録画や教材を後から入った社員に見せてよいかは、契約前に問い合わせて確かめる項目です。今回調べたサービスでは、自社のBizを除き、公式ページからは確認できませんでした。
料金は「単位」をそろえてから比べる
料金の書き方は3種類あります。
- 1名ごとの受講料:インソースの公開講座
- ID課金:Udemy Business、ユースフル
- 会社単位の定額:D-Marketing Academy、実践型AI講座Biz
「月額350円」と「月額19,800円」を並べると、前者が安く見えます。ただし前者は1人あたり、後者は会社あたりの金額です。比べる前に、自社の人数をかけた年額にそろえます。
後から入る社員にも同じ教材を見せたいけれど、人数分の費用は増やしたくない。そうした会社は、会社単位の定額の動画型から検討すると条件に合いやすくなります。
全社員がAI人材に。
- 動画1,000本超。基礎から営業・SNS・事務の実務活用まで
- 1アカウントで社員何人でも。24時間365日見放題
- 契約前に無料デモで実際の講義を確認できます
18名の会社なら年額いくら?翌年の入社まで含めた試算

公式ページの料金(2026年10月時点)をもとに、社員15名・18名の年額を試算しました。翌年に3名が入社した場合の増え方も並べています。いずれも公開されている最低額での試算で、税抜・税込は各社の表記のままです。
| サービス | 計算式 | 15名の年額 | 18名の年額 | 翌年3名増えたとき |
|---|---|---|---|---|
| 実践型AI講座Biz (税抜) |
19,800円×12か月 | 237,600円 | 237,600円 | 増えない (同時視聴はアカウント追加) |
| Udemy Business チームプラン(税抜) |
38,000円×人数 | 570,000円 | 684,000円 | 21名はエンタープライズ 36,300円×21=762,300円 |
| ユースフル eラーニング |
350円×人数×12か月 | 63,000円 +初期費用 |
75,600円 +初期費用 |
3名分で+12,600円 |
| インソース Copilot研修 半日(税込) |
36,600〜41,000円×人数 | 549,000〜615,000円 | 658,800〜738,000円 | 3名分で +109,800〜123,000円 |
| D-Marketing Academy ライトプラン(税抜) |
200,000円×12か月 | 2,400,000円 | 2,400,000円 | 100名まで増えない |
※ ユースフルの初期導入費用は非公開です。税区分は公式ページで確認してください。DMM 生成AI CAMP 学び放題は公式ページで「20名以上の企業」が対象とされ、料金も非公開のため外しました。Schoo for Business、Aidemy Business、SHIFT AIも料金が非公開です。
表から読み取れることは次の4つです。
- 少人数の年額は、ユースフルのID課金が最も小さい
- Udemy Businessは7名以上でBizの年額を上回る(237,600円÷38,000円≒6.3名)
- ユースフルは56名まではBizより小さい(237,600円÷4,200円≒56.6名、初期費用を除く)
- インソースは半日1回分。2回目や後から入る人の分は別にかかる
会社単位の定額が、いつも年額で安いわけではありません。年額の大小に加えて、受けられる講座の量と、翌年に人が増えたときの費用の増え方を一緒に見ることが大切です。
毎年採用がある会社は、見積もりを「初年度の全員分」と「翌年以降に入る社員の分」に分けて出すと、違いがはっきりします。講師型や1名ごとの受講料は、受講者が増えるたびに費用が増えるからです。
社長に説明するときは、この年額と「研修のあと社内に何が残るか」を並べると判断材料になります。説明の書き方はAI研修の稟議書テンプレートで記入例を紹介しています。
オンラインAI研修おすすめ9選向いている会社別に紹介

ここからは、比較表の9サービスを1つずつ紹介します。料金・仕様はすべて2026年10月時点の公式ページの表記です。
実践型AI講座Biz人数が増えても月額が変わらない動画講座

(当メディア運営会社のサービス)
株式会社Essenceが運営する、法人向けの実践型AI動画講座です。1アカウントで社員が何人でも視聴でき、人数が増えても料金は変わりません。同時に視聴したい場合は、アカウントを追加します。
- 料金:月額19,800円(税抜、2026年10月時点)
- 形式:動画。24時間365日、何度でも視聴できる。スマホでも見られる
- 内容:1,000本超。基礎(生成AIリテラシー、ChatGPT・Gemini等)、実践(営業向けセールスDX、事務書類作成の効率化など)、経営・管理職向け(AIガバナンスなど)
- 監修:大手企業顧問とAI専門家
- 始め方:無料デモあり。申込から最短3日で利用開始
著者は「AIの導入を外部の企業や人に任せると高すぎる。社員でも動画があれば内製化できる」と考えています。実際に、自身が経営する会社でAI動画講座を使い、社内でAIを導入しました。今ではMTG議事録、日報、書類作成、商談資料、会議資料、SNS運用、ブログ記事作成までAIでほぼ完結し、社員の残業も減っています。著者の会社では業務効率が400%UPしました(著者の会社での結果で、他社で同じ効果が出ると示すものではありません)。
動画が業務別に分かれているため、「営業はこの動画」と会社が指定して見せる運用にしやすい講座です。全員の基礎をそろえつつ、後から入る社員にも同じ教材を見せたい会社に向きます。動画講座なので、講師とその場でやり取りしたい会社は、ライブ型との併用も検討してください。
DMM 生成AI CAMP 学び放題 法人向けサービス動画と毎日のライブを両方使える

約1,000レッスンのオンデマンド動画と、毎日開催のライブワークショップ(60分で1テーマ)を組み合わせたサービスです。ChatGPT・Claude・Gemini・Copilotなど主要なAIツールを扱います。
- 料金:非公開(2プラン、問い合わせ後に案内)
- 対象:公式ページでは20名以上の企業
- 管理:受講の進み具合を見るダッシュボードとCSV管理
- 支援:専任のカスタマーサクセス担当がつく
動画で基礎を学び、分からない点をライブで聞きたい会社に向きます。18名の会社は対象条件に届かない点に注意してください。問い合わせでは、ライブの録画を後から入った社員が見られるかも確かめておきましょう。
Udemy Business5〜20名はチームプランのID課金

株式会社ベネッセコーポレーションが、米Udemy社と独占的に提携して提供する動画サービスです。「生成AI×ビジネス活用」など生成AI関連の講座があります。
- チームプラン(5〜20名):年38,000円〜/ID(税抜)、初期費用0円、約17,000講座
- エンタープライズプラン(21名以上):年18,100円〜/ID(税抜)、30,000講座以上
- 機能:法人向けの管理機能、AIロールプレイ機能
チームプランでは、組織独自の講座の作成と専用サポートは対象外です。AI以外のビジネススキルも一緒に学ばせたい会社に向きます。人数が20名を超えるとプランが変わるため、翌年の採用予定も含めて見積もりましょう。
Schoo for Businessライブ授業と録画で幅広く学べる

株式会社Schooが提供する、ライブ授業と録画動画の両方がある法人向けサービスです。動画は9,000本以上あり、年間600本が更新されています。
- 料金:公式ページで確認できず、要問い合わせ
- 内容:全21カテゴリの中にAIのカテゴリあり
- 機能:スキルアセスメント機能
AIだけでなく、仕事の進め方や管理職向けの内容まで幅広く学ばせたい会社に向きます。本数が多い分、どれを見るかを会社側で絞って渡すと受講が進みやすくなります。
Aidemy BusinessAI・DXのコースを体系立てて学ぶ

アクセンチュア傘下の株式会社Aidemyが提供するオンラインのeラーニングです。リアルタイムの研修は、別サービスの「Aidemy Practice」で扱っています。
- 料金:非公開(要問い合わせ)
- 内容:生成AIを含むAI/DXのコースが250種以上
- 特徴:経済産業省のデジタルスキル標準に準拠、伴走支援あり
伴走支援とは、研修のあとも業務での活用まで外部の担当者が継続して支える形のことです。AIやDXを順序立てて学ばせたい会社、学んだあとの支援も求める会社に向きます。
ユースフル ビジネス低額のID課金とオンライン集合研修

ユースフル株式会社が提供する、eラーニングと集合研修のサービスです。集合研修は対面とオンラインの両方に対応しています。
- eラーニング:月額350円/ID〜(年間契約、初期導入費用は別)、27〜30コース
- 集合研修:1時間30万円(少人数向けのプランあり)
- 内容:生成AI実務研修(Copilot・社内GPT)、Microsoft MVPの代表が監修、進捗管理
少人数の年額が最も小さくなるのは、このeラーニングです。まず低額で始めたい会社や、CopilotなどMicrosoft製品を業務で使う会社に向きます。オンライン集合研修を使う場合は、録画の扱いを確かめておきましょう。
インソース 公開講座(生成AI研修)1名から申し込めるライブ講座

株式会社インソースが開く、オンラインのライブ公開講座です。一部は東京・大阪・名古屋の会場でも開かれ、1名から申し込めます。
- AIエージェント基礎研修(1日):16,500〜53,700円
- 業務効率化のためのCopilot研修(半日):36,600〜41,000円
- ChatGPT×Excel研修(2日間):37,700〜41,000円
- Copilot Studio研修(1日):37,700円
(いずれも税込・1名あたり、2026年10月時点)
推進役など数名だけを先に講師から学ばせたい会社に向きます。全員が受けると人数分の受講料がかかり、後から入る社員の分も1名ごとに追加になります。
D-Marketing Academy1講座10分弱の動画を人数に関係なく定額で

CARTA ZERO株式会社(CARTAホールディングスグループ)が提供する動画eラーニングです。1講座は10分弱で、主にデジタルマーケティングの約1,000講座があります。
- ライトプラン(100名まで):月額200,000円(税抜)
- スタンダードプラン(200〜500名):月額400,000円(税抜)
- プレミアムプラン(500〜1,000名):月額600,000円(税抜)
- 公式ページに「受講人数増加による料金変動なし」と記載
現役のWebマーケターに質問できる機能と、無料トライアルがあります。生成AI講座の数は公式ページで確認できませんでした。マーケティング部門の人数が多く、AIとあわせて広告やWebの知識も学ばせたい会社に向きます。
SHIFT AI 法人向け研修eラーニングと業務ワークを組み合わせる

株式会社SHIFT AIの法人向け「AI活用推進」研修です。eラーニングと集合研修(ワークショップ)を組み合わせて進めます。
- 料金:非公開(要問い合わせ)
- 特徴:業務に直結したワーク、内容のカスタマイズ、定着支援
自社の業務に合わせたワークと、研修後の定着まで支援を受けたい会社に向きます。問い合わせでは、ワークショップがオンラインか会場か、録画を後から入る社員が見られるかを確かめましょう。
9サービスとも、公式ページだけでは「自社の業務に合う内容がどれだけあるか」「後から入る社員にどう見せるか」までは分かりません。候補を2〜3つに絞ったら、無料デモや無料トライアル、問い合わせで中身を自分の目で確かめる段階に進みましょう。
全社員がAI人材に。
- 動画1,000本超。基礎から営業・SNS・事務の実務活用まで
- 1アカウントで社員何人でも。24時間365日見放題
- 契約前に無料デモで実際の講義を確認できます
ライブ配信・動画・集合研修・伴走型の違い

オンラインAI研修を検討すると、集合研修(講師派遣)や伴走型とも比べることになります。4つの形を、10〜30名の会社が気にする点で並べました。
| 形式 | 1回の短さ | 質疑 | 後から入る社員 | 人数が増えたときの費用 | 自社業務への合わせやすさ |
|---|---|---|---|---|---|
| ライブ配信型 | △60分〜2日間 | ◎その場で聞ける | △録画の扱い次第 | △1名ごとが多い | ○講座による |
| 動画型 (eラーニング) |
◎10分前後から | △別の手段で | ◎何度でも見られる | ○課金単位次第 | △汎用の内容が中心 |
| 集合研修 (講師派遣) |
×日程調整が要る | ◎対面で聞ける | ×その場限り | △回ごとに発生 | ◎内容を調整できる |
| 伴走型 | ○回を分けられる | ◎継続して聞ける | △契約期間中のみ | △個別見積もり | ◎業務に合わせる |
※ 各社の公式ページの記載と形式の一般的な特徴をもとにした当メディアの整理です(◎良い ○ふつう △注意 ×負担が大きい)
ライブ配信型と集合研修は質疑に強く、動画型は時間の自由さと後から入る社員への届けやすさに強い、という違いがあります。
10〜30名の会社では、全員の基礎は動画教材でそろえ、講師から学ぶ演習は社内の推進役に絞る組み合わせが現実的です。人数に比例する費用を抑えつつ、自社向けの練習の場も確保できるからです。形式ごとの詳しい違いは、AI研修の形式を比較で解説しています。
導入で失敗しないポイント
総務省『令和8年版 情報通信白書』によると、生成AIを積極的に活用する方針、または活用する予定の企業は68.9%です(2025年度の情報通信動向調査)。前年度の49.7%から増え、中小企業でも58.1%にのぼります。研修を入れる会社が増えるなか、受けて終わりにしないための4点を挙げます。
契約前に、録画の可否と後から入る社員の受講方法を確かめる

ライブ研修や講師派遣を選ぶときは、録画の可否と社内での再利用の範囲を契約前に確かめるほうがよい、というのが当メディアの立場です。後から入る社員に届けられるかが、そこで決まるからです。
問い合わせの前に、社内の条件をメモにまとめておきます。全候補に同じ質問を同じ文面で送ると、回答の細かさがそろい、同じ表で比べられます。
【社内メモ】
・対象人数:18名(現場 ◯名/事務 ◯名/営業 ◯名)
・1回に取れる時間:現場 ◯分(◯時ごろ)/事務 ◯分
・来年度に入社予定の人数:◯名
・最初にAIを使う業務:例)日報、見積書の送付メール、議事録
【各社に同じ文面で聞くこと】
1. 料金の単位(1名ごと/ID課金/会社単位の定額)と、最低人数・最低ID数
2. ライブ研修の録画は残るか。後から入った社員に見せてよいか
3. 契約が終わったあと、教材や録画を見られるか
4. 18名と21名のときの年額の見積もり
5. 受講の進み具合を会社側で確認できるか
6. 無料デモ・無料トライアルで見られる範囲
見る動画は本人任せにせず、業務ごとに会社が指定する

「動画だと見ない社員が出るのでは」という心配はもっともです。定額制の研修は、受講を本人の自主性に任せると、見る人と見ない人に分かれやすくなります。
そこで、業務ごとに見る動画を会社が指定し、見たあとに自分の業務で1回使う課題をセットにします。現場の社員なら、移動の合間に1本見て、その日の日報で試す形にすると業務を止めずに進められます。
| 対象 | 見る動画のテーマ | 期限 | 見たあとにやること |
|---|---|---|---|
| 全員 | 生成AIの基礎、入力してはいけない情報 | 1週目 | 社内ルールを読む |
| 現場担当 | 日報・報告書の下書き | 2週目 | 自分の日報を1回AIで下書き |
| 事務 | 事務書類作成の効率化 | 2週目 | 定型文書を1つ作り直す |
| 営業 | 提案書・メールの作成 | 3週目 | 送ったメールを1通作り直す |
| 管理職 | AIガバナンス、チームの進め方 | 3週目 | 部下の使い方を確かめる |
研修のあとの定着の進め方は、生成AIの社内活用を定着させる方法で手順と雛形を紹介しています。
研修の前に、入力してよい情報のルールを配る
個人情報保護委員会は、2023年6月2日に生成AIサービスの利用に関する注意喚起を出しています。社員が無料のツールを自己流で使い始めている会社では、研修より先にルールが要ります。
研修内容を決めるより先に、利用ルールを1枚にまとめて配ります。使う人が増えるほど、後からルールを浸透させにくくなるためです。ルールの条文の雛形は生成AIの社内規定サンプルにまとめています。
助成金は「出なくても払う価値があるか」で判断する
厚生労働省の「人材開発支援助成金」には、事業展開等リスキリング支援コースがあります。新規事業の立ち上げなどの事業展開等に伴い、新たな分野で必要となる知識・技能を習得させる訓練の経費と、訓練期間中の賃金の一部を助成するコースです。
厚生労働省は令和8年(2026年)8月3日付けで、このコースの案内パンフレットや、eラーニング訓練の実施結果報告書の様式を改正しました。オンライン研修やeラーニングが対象になるか、どの条件を満たす必要があるかは、パンフレットで確かめたうえで、都道府県の労働局に確認してください。
研修は「助成金が出なかったとしても、この金額を払う価値があるか」で選びます。助成金は審査で決まり、支給は約束されていないからです。助成金の仕組みと申請の流れはAI研修に使える助成金とはで解説しています。
オンラインAI研修 法人に関するよくある質問
- ライブ配信と動画、どちらのほうがAIの使い方が身につきますか?
- 形式だけで身につき方は決まりません。その場で質問しながら学びたい人にはライブ配信型が合い、自分の業務に合わせて繰り返し見たい人には動画型が合います。どちらの場合も、見たあとに自分の業務で1回使う課題をセットにすると、受けて終わりになりにくくなります。
- 社員10名ほどの会社でも法人契約できますか?
- サービスごとに条件が違います。2026年10月時点で、Udemy Businessのチームプランは5〜20名、インソースの公開講座は1名から申し込めます。DMM 生成AI CAMPの法人向けは20名以上の企業が対象です。実践型AI講座Bizは1アカウントで人数に関係なく視聴できます。最低人数は契約前に確かめてください。
- オンライン研修やeラーニングでも助成金は使えますか?
- 厚生労働省の人材開発支援助成金には事業展開等リスキリング支援コースがあり、2026年8月3日付けで資料や様式が改正されています。eラーニングの扱いを含め、対象になるかは労働局の判断です。パンフレットを確かめ、計画の前に労働局へ相談してください。
- 無料のAI研修だけでは足りませんか?
- 無料の講座は入口として役立ちます。ただし無料の範囲(時間・回数・期間)が限られていたり、受講後に営業の案内があったりします。受ける前に「誰が・どの業務で使うか」を決めておきましょう。全員の基礎や後から入る社員まで考えるなら、有料の教材と比べて判断してください。
- 申し込んでから使い始めるまで、どのくらいかかりますか?
- サービスによって異なり、多くは公式ページに記載がありません。実践型AI講座Bizは申込から最短3日で利用を始められます(2026年10月時点)。ライブ配信型は開催日が決まっているため、社員の予定と開催日を先に照らし合わせ、余裕をもって申し込みましょう。
まとめ|1回何分取れるかと、後から入る社員まで見て選ぶ
法人向けのオンラインAI研修は、研修の中身より先に、社員が1回に何分取れるかでライブ配信型か動画型かを決めると選びやすくなります。そのうえで料金を自社の人数の年額にそろえ、翌年に人が増えたときの費用と、後から入る社員に届くかを比べてください。
次にやることは3つです。社内メモに「1回に取れる時間」「来年度の入社予定」「最初にAIを使う業務」を書き、候補を2〜3つに絞ります。各社に同じ質問を送り、無料デモや試用で中身を確かめます。会社単位の定額で後から入る社員にも見せたい場合は、実践型AI講座Bizの無料デモで、業務ごとに見る動画を選べるかを確かめてみてください。
全社員がAI人材に。
- 動画1,000本超。基礎から営業・SNS・事務の実務活用まで
- 1アカウントで社員何人でも。24時間365日見放題
- 契約前に無料デモで実際の講義を確認できます


